SIDE B#1112
恵比寿 ライフガード 18年11月12日
立ち席のみ 当日券 2300円
観客数 50人
午後6時45分〜午後10時
ロックライブを見てきた。
庵主は音量が大きい会場は苦手である。
思えばストリップ劇場がそうだった。
当然ロックのライブには行くことはない。
その音量のことを思い浮かべただけでも
耐えられないのではないかと不安になるからである。
ではなぜライブを見て来たのか。
エビ沢キヨミと出会ったからである。
私こんな活動やっているから見に来てということで
とりあえず好奇心の庵主としては拒む理由がない。
ロックのライブハウスというのを
生れて初めて覗いてみたのである。
チケットには1ドリンクの引換券がついている。
それで足りなかったらワンコインで、
500円玉一つで好きなドリンクを呑むことができる
システムである。
前にステージが
後ろに飲物コーナーとミキサールームがある。
店内は椅子はなくて、
立って飲む高さの丸テーブルがいくつか置かれている。
ステージを写したモニターが左右に一つずつ置かれている。
今日は四組のバンドが出演とのこと。
最初のバンドは美人ボーカルの
Smile Junk Styleだった。
スマイル ジャンク スタイルである。
5人組のバンドだった。
電気で増幅された音量が体にくる。
はっきりいって庵主にはうるさいと思う。
しかしである。
そういう大音量を快感として受け止めることができる
世代があるということである。
庵主の仮説だがそれは性欲の発散手段なのではないか。
ありあまる性欲を体感音量で中和しているというわけである。
ひょっとして庵主もその音量に狂うことができるかと
期待したのだが
その音量に快感を覚えることはなかった。
最後までその音量とは一枚の壁に隔てられていた。
庵主が感じる快感とは別の世界の音楽だった。
SJSの曲では最後に唄った「遠い空」がメローディがあって
馴染めたが音(リズム)だけの曲は理解できなかった。
ロック自体が頭で聞くものではなくて
体で感じるものだから、
いかにして聞く人の感覚を興奮させるかというものだから
そもそも庵主の聞き方が間違っているのである。
次のバンドはice blue。
4人組のアイスブルーである。
ボーカルの女の子がちょっと風邪気味ということだったが
パワーのある唄い方をしていた。
3番目のスパイシージャムは大阪から遠征してきたという。
このバンドは音に奥行きを感じた。
前の二組の音が横一列に配置されていような
感じだったのに対して前後に音が膨らんでいた。
またボーカルのしゃべりもあって
楽しんで聞くことができた。
大阪からの追っかけの女の子が来ていた。
このバンドが庵主には一番分かりやすかった。
さあ、エビ沢キヨミがボーカルをとる
ASTRO−B(アストロB)である。
が、楽器の設定に時間がかかる。
追っかけの女の子から「はやくやれ」と声がかかる。
その間、時間をうめるために
フロア大将と言われている男の子が
しゃべりと歌を披露していた。
それでもまだ始まらない。
やがて幕があく。
すごい。
なにがすごいのかというと、
その音量が一段と大きいのである。
エビ沢キヨミの声も力がある。
ボーカルも楽器の一つである。
ステージの近くに置かれていた丸テーブルが
すこし後ろに移されている。
演奏に合わせてステージの前で踊り出した
男の子と女の子が
みんな振りが合っているところを見ると
追っかけなのだろう。
その振りを見ているだけでも面白い。
なるほどロックのステップはそういうものかと勉強になる。
最もその動きは激しいから、
庵主がついていくことはできない。
昔、延々と続くフォークダンスのステップを
汗をかきながら踊っていたことを思い出した。
庵主の肉体的快感は筋肉を動かすことよりも
筋肉を愛撫することの方が気持ちよい質なのである。
外から加える力ではなくて
内からわいてくる快感の方が気持ちいいと思うのである。
アストロBはその名のとおり
宇宙を描いたビデオをスクリーンに打ちつけていた。
昔ならサイケデリックといった感じの映像である。
演奏しているメンバーは5人。
それに忍者服のダンサーがステージを盛り上げる。
さらに二人が加わって総勢8名の大編成。
一人は剃髪して仏僧の衣装を着た男、
もう一人は美人のしなやかなダンサーである。
ボーカルの歌詞に合わせてジャンプするフロアの
追っかけは休むことなく踊っている。
すごい体力である。
庵主なら一曲でもへとへとになってしまうだろう。
元気でなければ聞けない音楽なのである、ロックは。
ところでこの音はステージ上で聞いてもうるさいのだろうか。
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